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2017-05-20

緩和ケアチームでの研修を終えて


当院では緩和ケア病棟がありません。しかし、癌患者さんは大勢入院されるため緩和ケアのニーズは高く、腰を据えて緩和ケアを学ぶため当科スタッフが1か月半の研修を行いましたので研修報告をさせていただきます。

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21日から一か月半、埼玉県立がんセンター緩和ケアチームで研修してきました。大宮の北約10kmにある503床の県がん診療連携拠点病院です。36床の緩和ケア病棟がありますが、主には院内の他病棟他科に入院中の患者を対象とする緩和ケアチームの活動に参加しました。緩和ケアチームは緩和ケア科上級医1名とレジデント1名、看護師3名、薬剤師1名が主なメンバーです。そのうちの医師2名と看護師1-2名で日々のチームラウンドを行っておりました。


チームを率いる余宮先生は、緩和医療学会のがん疼痛薬物療法ガイドライン作成委員会副委員長を務められ、特に鎮痛補助剤に造詣が深い先生です。緩和ケアに関する著作も多数あり、看護師やコメディカルスタッフにも役立つ内容となっております。

2017-03-29

コントラスト心エコー

コントラスト心エコー(マイクロバブルテスト)を施行しようとして、実際マイクロバブルをどうやって作るの?ってなったので、手順と評価についてまとめたいと思います。覚書程度なので参考までに。

①右正中にルート確保

②マイクロバブル作成
   3方活栓に10mlのシリンジを2つ装着
   1つのシリンジ内に生食7ml、air 1mlを入れ
   もう一方のシリンジには血液(ルートからの逆血)2mlを吸引し交互にpushして撹拌

③左側臥位で4 Chamber viewを描出しながら②を5〜10ml フラッシュ

④評価
    マイクロバブルが右房に確認出来てから、3〜6拍より後に左心に到達するようなら、肺内血管 
のシャントの存在示唆される。(ex; Hepatopulmonary syndrome.  Pulmonary arteriovenous fistula)  (ちなみに、3拍以内であればPFOやASDが考えられる。心内右左シャントの描出には経食道エコーがベター)

※②の配合は調べてもあまり記載されてないですね。施設によってまちまちなのでしょうか。エコーの技師さんに教えて頂きました。血液は入れなくてもいいのですが、入れた方が泡立ちが良くなり泡が残りやすいようです。

2015-10-04

聴診勉強会(ナース編)

聴診マシンを用いた勉強会を昨年からちょこちょこさせて頂いております。

先月は、呼吸器病棟の看護師さん向けに行いました。

前半 講義形式 20分
後半 実践形式 30分

で、いわゆるcoarse crackle, fine crackle, wheeze, rhonchiを聴き分けることが可能になります。
(おそらく...汗) 

そして、一応、緊急性が高いstriderも覚えておきましょう(聴診器なくても分かるけど)、呼吸音が聴こえないこともあるけど、「聴こえない」っていう事実も大切だよ(無気肺とか)ってな内容を一通り勉強して頂きました。

みんな真剣そのものです…

ただし、一番大事なことは、この音は何か、を言い当てることではなくて、そこから何が起きてるかを推測することが大事なんだと思います。
 
さらに、もっと言えば、何が起きてるかを理解するためには、いきなり音を聴くのではなくて、患者さんの表情や、呼吸様式を見ること、そして、胸に手をあてて、吸気努力を感じ取ることも大事なんですよね。

2015-09-27

乳び胸 まとめ

乳び胸(Chylothorax)について、少し調べる機会があったので、まとめてみました。

まず診断は、白濁した胸水を見たら、胸水中のTGを測定してみることから、始まります。
乳白色、というよりは、黄白色のことが多い印象です。乳び胸の定義は、TG>110mg/dlもしくは、TG 50-110mg/dlでかつカイロミクロンが検出されること、とされます。ちなみに、同じく白濁した胸水で、偽乳び胸(乳び状浸出液)というのもあって、こちらは、TGでなく、T-Cholが上昇(>200mg/dlで、1000mg/dlを超えることも)します。胸膜炎が慢性化することで生じるようです。