2015-10-18

第25回 呼吸ケア・リハビリテーション学会 in 舞浜

10月15日-16日にかけて、呼吸ケアリハ学会が開催されました。

開催地は、なんと、夢の国、ディズニーリゾート!
…はやる気持ちを抑えつつ、キチンと発表もしてきました。


RSTメンバーを中心に、急性期の呼吸管理にRSTや呼吸リハが介入することによる効果、MEの関わり、ネーザルハイフローの使用実態やIP急性増悪への使用の報告など、全部で11演題。総勢18名が参加しました。

2015-10-04

聴診勉強会(ナース編)

聴診マシンを用いた勉強会を昨年からちょこちょこさせて頂いております。

先月は、呼吸器病棟の看護師さん向けに行いました。

前半 講義形式 20分
後半 実践形式 30分

で、いわゆるcoarse crackle, fine crackle, wheeze, rhonchiを聴き分けることが可能になります。
(おそらく...汗) 

そして、一応、緊急性が高いstriderも覚えておきましょう(聴診器なくても分かるけど)、呼吸音が聴こえないこともあるけど、「聴こえない」っていう事実も大切だよ(無気肺とか)ってな内容を一通り勉強して頂きました。

みんな真剣そのものです…

ただし、一番大事なことは、この音は何か、を言い当てることではなくて、そこから何が起きてるかを推測することが大事なんだと思います。
 
さらに、もっと言えば、何が起きてるかを理解するためには、いきなり音を聴くのではなくて、患者さんの表情や、呼吸様式を見ること、そして、胸に手をあてて、吸気努力を感じ取ることも大事なんですよね。

2015-09-27

乳び胸 まとめ

乳び胸(Chylothorax)について、少し調べる機会があったので、まとめてみました。

まず診断は、白濁した胸水を見たら、胸水中のTGを測定してみることから、始まります。
乳白色、というよりは、黄白色のことが多い印象です。乳び胸の定義は、TG>110mg/dlもしくは、TG 50-110mg/dlでかつカイロミクロンが検出されること、とされます。ちなみに、同じく白濁した胸水で、偽乳び胸(乳び状浸出液)というのもあって、こちらは、TGでなく、T-Cholが上昇(>200mg/dlで、1000mg/dlを超えることも)します。胸膜炎が慢性化することで生じるようです。

2015-09-05

全肺洗浄を行いました

肺胞蛋白症というと、その特徴的な画像所見や臨床的特徴(いわゆるcrazy-paving patternや米のとぎ汁様の白濁したBALF)のおかげで、有名な疾患ですが、有病率は 100万人に6人とされており、非常に稀と考えられています。

 軽症例は、健診で指摘されることもあります。30%程度が無症状とも言われています。重症度Ⅲ-Ⅴに該当する症例で全肺洗浄が必要になると言われており、海外の文献では診断から全肺洗浄に至るまでの期間の中央値は2ヶ月。12ヶ月以内に79%の症例が全肺洗浄を施行した、とあります(Am J Respir Crit Care Med. 2002;166(2):215-35)。一方、本邦でのアンケート調査では自己免疫性肺胞蛋白症 352例(71施設)のうち、80症例(34施設)で全肺洗浄を施行、診断から洗浄までの期間の平均は21.3±24.3ヶ月のようです。当施設でも、ずいぶん昔に肺胞洗浄の経験はあったようですが、残念ながら当時のプロトコールは残っておりませんでした。

 今回、新たに全肺洗浄を必要とする患者さんがおられたため、麻酔科の先生方や理学療法士さんの協力を頂きながら、一からプロトコールを作ることとなりました。

 また、当日はアドバイザーとして、新潟大学 医歯学総合病院 魚沼地域医療教育センター 特任准教授の赤坂圭一先生にお越し頂いて、直接ご指導いただきました。(本当にありがとうございました!)

今回は初回ということで左側を洗浄。合計15L、2時間程かけて無事、処置を終えることが出来ました。(回収率98%と非常によい結果となりました)


洗浄後の廃液ボトルです。少し沈殿してわかりにくいですが、
教科書で見るようなグラデーションになりました。

2015-08-23

悪性腫瘍と高Ca血症

今週末は、上司が佐賀に旅行、...いや、失礼しました、出張(呼吸器内視鏡インターベンションセミナー)に行っており、うらやましい限りです。
 
このセミナー(http://www.jsre.org/gakujutu/inter2.html)、過去の開催地を見ると、毎回温泉旅館で開催されているようで、今回のテーマは、『茶心の宿にてpulmonary Intervention Techniqueについて語り合う』ですので、昨夜は大いに語り合われたことでしょう。
 
それはそれとして、久々に、ブログを更新することにしました。

最近、肺癌の患者さんにオピオイドを開始して、吐き気や便秘が出現。てっきりオピオイドの副作用だと思っていたら実は高Ca血症も隠れていた…ということがありまして。足元をすくわれることがあるので、悪性腫瘍の患者さんをみるときは、高Ca血症を常に頭の片隅に入れておくことが大事ですね。ちょこっと知識の整理です。
 

2015-08-08

抗酸菌の血液培養



抗酸菌の血液培養というと、HIV患者における播種性MAC症が有名ですが、当然のことながら、血行性感染である粟粒結核診断の際にも活躍します。当院でも最近、粟粒結核を経験したので、血液培養について紹介します。

2015-07-29

ビフォーアフター

先日、ブログ内でお伝えしましたが、気管支鏡室がリニューアルオープンしました。
明日から、いよいよ通常通り検査が再開。

参考までに、リニューアル前の写真も再掲載してみました↓
部屋の明るさが違いますね。
今から検査が楽しみです。

After

Before