先日、看護師さん、MEさん向けの呼吸療法セミナーで血ガスの読み方をレクチャーして参りました。呼吸療法認定士などを目指す方などレベルの高い方が多いセミナーなので、とても緊張しました。講義するにあたり、呼吸生理、血ガスの種々の計算式をざっと復習しましたが、改めて難しいなーと感じました。
私の考えるところの、コメディカルに期待するレベルとしては、
PaO2とPaCO2 → これは当然でしょ
pHやHCO3- → 病勢を考える&予測するために知っててほしい
の2段階かなと思ってます。
(講義では、A-aDO2の式の導き方や解釈などもお話しましたが…
room airじゃないと実用的じゃないし...
実際は毎回計算してないし... あぁ言っちゃった...)
ただし、データを読み解くための基礎知識として、I型呼吸不全、Ⅱ型呼吸不全の違いや、そこに肉付けして、Ⅱ型呼吸不全になりやすい疾患、CO2貯留時の兆候とその対応などを知ることのがもっと大切なのです。
若手看護師から呼吸療法認定士を目指す人が増えるといいですね。