2015-04-26

呼吸器学会総会に参加してきました

2015年4月17~19日に、東京国際フォーラムで日本呼吸器学会学術講演会が開催されました。当院からは5演題発表がありました。

2015-04-18

AIRVO2

世の中は呼吸器学会(総会)ということで皆様浮足立っているようですが、私は一人お留守番中ということで、久々にブログを更新することとしました。

さっそくですが、ネーザルハイフローの新機種AIRVO2が仲間入りしたので紹介します。



ネーザルハイフロー(ハイフローセラピー)は、専用のデバイスを使用することで、経鼻より30L/min以上の加温加湿された酸素を流すことの出来るシステムで、その利便性、低侵襲さからも、近年急速に広まりつつある酸素療法です。




Fisher&Pykel

2015-04-04

奥深き「カビ」の世界

4月3日、千葉大学 真菌医学研究センターの亀井克彦先生の講演を聴講させていただく機会があったので少し掘り下げて報告します。

テーマは、「真菌症診療の現状と問題点」。 まさにup-to-date!
...そしてdeepな内容でした。

我々、呼吸器内科医とカビとは切っても切り離せない関係。
慢性呼吸器疾患の合併症としてよく問題となるのがアスペルギルス症です。
しかし、なかなか治らないんですね、これが。
しかも、その症例数が増えているというからさらに頭痛いところです。

で、まずは、診断。ちゃんとできてますか?ということ。

一口にアスペルギルス属といっても、様々な種類がありますが、まず有名なのがAspergillus fumigatus。その他に、Aspergillus flavusAspergillus terreusAspergillus nidulansAspergillus nigar等が知られています。我々が日常臨床で出会う原因菌の大半がAspergillus fumigatusですが、最近は、Aspergillus fumigatusの隠蔽菌というのがhot topicsのようです。隠蔽菌というのは、一見Aspergillus fumigatusのように見えるけど、実は別の菌、という意味です。Aspergillus lentulusというようで数%いるようです。厄介なことに、このAspergillus lentulusは、多くの抗真菌薬に耐性を有しているようです。しかし、市中病院の細菌室でAspergillus lentulusを同定することは難しく専門機関に検体を送らなければ分からないということでした。

しかも、Aspergillusにおいても複数同時感染や、治療中に菌が入れ替わってしまう可能性もあるということなので、薬剤が無効な時に再度検体を確認する必要がありそうです。

2015-04-01

送別会

送別会がひとしきり済んで、4月より新たな赴任先へ異動となった先生方も多いと思われます。

当科でも、5年目の狩野先生が4月より帰局のため母校の岡山大学へ戻られるということで3月末に送別会を開きましたので報告します。某結婚式場での開催で、病棟師長とバージンロードを歩いての登場(笑)。サプライズのムービーもあり、涙あり、笑いありの会となりました。
 
研修医たちと共に  白衣のプレゼント

大垣 呼吸器 OBの先生方も駆けつけて下さいました
当科スタッフからは、SpO2モニターをプレゼント(よく見ると左手にはめてくれてます)
全部で77名の集合写真