先週、長崎で開催された呼吸器内視鏡学会の参加レポートです。
EBUS-TBNAの穿刺針のラインナップが増えたこと(19Gと25Gが登場)、クライオバイオプシーの話題を目にすることが多かった印象です。その背景には、検体をいかに大きく、もしくは確実に採取するか?が隠れたテーマとしてあると思います。つまり、肺癌の診断は組織型だけでなく、免疫染色(PD-L1のheterogeneityの問題)、遺伝子検索(EGFR, ALKに加えROS1が追加)を並行して行う必要があり、十分量の検体を採取しなければならなくなったからです。