近年、免疫不全は高度ではないもののCOPDを基礎疾患として発症するIPAが増えており(Clin Microbiol Infect 2010; 16: 870‒7)、本邦でも症例報告が散見されます。(日呼吸誌 2018;7(1):39-43、日呼吸誌2019;8(2):102-7)
実際、IPAからみると基礎疾患としてCOPDの占める割合は1.3%とされ、決して多くはないですが、リスク因子の一つになると考えられています。(Clin
Infect Dis 2001; 32: 358‒66)
Clin Infect Dis 2001; 32: 358‒66より引用 |
COPDに生じるIPAでは、血液領域にみられるIPAと特徴が異なるようです。