名古屋ILDフォーラムという研究会でケースレポートしてきました。陶生病院、名古屋大学、浜松医科大学と、びまん性肺疾患では実績のある施設と一緒に発表させていただけました。ケースレポートにつけ加えて、当科でのびまん性肺疾患に対するステロイド+免疫抑制剤治療について副作用の面から振り返りも行いました。
PANTHER Trialの衝撃的な結果が出る前は、びまん性肺疾患に対するステロイド+免疫抑制剤治療は、それなりに認知されたものであったと思います。PANTHERの結果が出た当初は、我々はその結果をどう受け止めてよいかわからず動揺したように思いますが、現在ではこの治療が有効な症例はかなり限られるとの認識となってきました。しかし、私たちはこの治療に関してまだ振り返りを十分にしていません。効果、副作用共にです。これは私達に課せられた課題です。
特別公演ではPM/DMでタクロリムスの保険適応を取得する原動力となった医師主導治験を行った上阪先生のご講演を拝聴しました。病態の考察から始まる、一流の膠原病内科医の講演とてもエキサイティングでした。この分野はまだまだこれからです。
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