2015-02-08

第24回 呼吸リハビリテーション症例検討会

1月30日。この日は仕事を夕方に切り上げて、大阪某所にて開催される呼吸リハビリテーション症例検討会に参加してきました                               

                                  


通称、「天むすの会」。この会で毎回振舞われる、すえひろの天むすが美味しいので、勝手にそう呼んでいます。ちなみに、会が終わり次第、その日のうちに大垣に戻ってくるので(帰ってこれちゃう距離です)、ある意味ハードスケジュールでもあります。

今回は、当院からも症例提示がありました(写真)。HOT導入と呼吸リハを導入したCOPD症例で、ごくごくありふれた症例ではありますが、いくつか鋭い質問が飛んできました。呼吸様式についてや、二次性肺高血圧の合併の有無やリハビリ処方の妥当性など…。普段の当科カンファでもさらっと流れる部分をじっくり吟味するところが、この検討会の一味違うところです。

そしてもう一例は、COPD患者さんの職場復帰について。提示された症例はラーメン屋の元店長で、まだまだラーメン作りたい!けど、呼吸困難があってしんどい。何かいい方法はないか? という一例。
ここでは、作業療法の重要性がディスカッションポイントになりました。前かがみになって両上肢を使うラーメン作りは意外と、呼吸への負担が大きいよう。まずは効率のよい動きを心がけること、筋肉は二つの動作を同時には出来ないので、作業を区切って呼吸を整えるタイミングを見つけることが大切なようです。こうやって書いてしまえば当たり前のことのように思いますが、実際、患者さんの生活を思い浮かべないと具体的なアドバイスは出来ません。時には自宅や職場に足を運び、介入する必要もありそうです。

多職種の集う検討会ですので、いつもとは違った視点から学ぶことの出来た一日でした。

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