2015-10-04

聴診勉強会(ナース編)

聴診マシンを用いた勉強会を昨年からちょこちょこさせて頂いております。

先月は、呼吸器病棟の看護師さん向けに行いました。

前半 講義形式 20分
後半 実践形式 30分

で、いわゆるcoarse crackle, fine crackle, wheeze, rhonchiを聴き分けることが可能になります。
(おそらく...汗) 

そして、一応、緊急性が高いstriderも覚えておきましょう(聴診器なくても分かるけど)、呼吸音が聴こえないこともあるけど、「聴こえない」っていう事実も大切だよ(無気肺とか)ってな内容を一通り勉強して頂きました。

みんな真剣そのものです…

ただし、一番大事なことは、この音は何か、を言い当てることではなくて、そこから何が起きてるかを推測することが大事なんだと思います。
 
さらに、もっと言えば、何が起きてるかを理解するためには、いきなり音を聴くのではなくて、患者さんの表情や、呼吸様式を見ること、そして、胸に手をあてて、吸気努力を感じ取ることも大事なんですよね。

 
ちなみに、皆様は聴診器は何を使われているでしょうか。

当院ではLittmannが優勢なのですが、私は少数派で、WelchAllynのeliteに始まり、2年前からは、kenzmedicoのstereophonetteを使用しております。個人的にはWelchAllynのチューブの質感とか好きで、音もよく聴こえたし良かったです。ステレオタイプに惹かれてstereophonetteを買いましたが、若干音が小さいかなっと思いました。しかし、今ではだんだん馴染んでいい感じです。fine crackleはこちらの方が鮮明に聴こえますね。

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