難病であるIPFの治療薬としてNintedanibが発売開始されています。先日、岐阜市でNintedanibの講演会があり、パネリストとして参加してきました。
当院はINPULSIS試験に参加させていただいたので、2名の方に長期にわたってNintedanibを使用できました。下痢が強調されますが、どちらかというと軟便で、肺癌で使用されるEGFR-TKIほど強い症状ではないと感じています。講演で西岡先生も言っておられましたが、肝機能障害の出現が当初の予測より多いかもしれません。当院では11例使用していますが、まだ遭遇していません。まだ発売間もないため2週間処方ですが、毎回肝機能チェックをしています。
ところで、やっぱり気になるのは、Pirfenidoneとの使い分けですよね。
これに関しては、まだ定まった見解は無いようです。ただ、Nintedanibは非常にexpensiveです。難病申請も軽症特例を用いればハードルは下がっています。今後の展開に希望を抱きつつも、Nivolumab程ではないけれど国庫に与える影響も大きいことに心配しつつ、臨床の場で答えを見つけていきたいですね。
お疲れ様でした。
返信削除pirfenidonとの使い分け、はたまた、併用するのはどんな症例、どのタイミング?など知りたいことだらけですね。
参加できなくてすみませんでした。また色々教えて下さい。