5月21-22日に、名古屋で呼吸器学会 東海地方会が開催されました。
当院からは、全部で4演題 症例発表を行いました。
「paradoxical reactionとしての多発脳膿瘍を呈した肺結核の一例」
「胸壁原発myeloid sarcomaの一例」
「喘息治療中に発症した肺Nocardia症の一例」
「経皮的ドレナージが奏功した肺膿瘍の一例」
後期研修医のローテーターの先生と、今年 当科にfixしてくれた若手の先生に発表してもらいました。
すこしヒヤヒヤする場面もありましたが、皆、無事終わって良かったです。
私は、というと、初座長をやることになり、これまた、緊張しました。
ところで、今回、ランチョンやイブニングセミナーでは、免疫療法(免疫チェックポイント阻害剤)の話題で持ちきりでありました。注目度の高さが伺い知れます。当院でも保険適応後から2nd lineとしての治療導入も増えてきております。しかし、奏功率は約2割程度なので過剰な期待は禁物です(医師だけでなく患者側も)。効く人は効くけど、効かない人は効かない。臨床医は見切るタイミングと、有効と思われる薬を使い切る努力を。研究者は、responderをいち早く同定する努力が必要と考えます。当時、イレッサが世に出た時にそうであったように、副作用で苦しむ人を増やさない努力が医療者に求められると思われます。
と、まあ、カタい話はさておき。
とりあえず当科では、地方会後はみんなで鰻を食べに行くのが定番になりそうです。
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