7月16日に名古屋(市立大学 桜山キャンパス)で開催された、呼吸器内視鏡学会のご報告です。内視鏡の話題が続き、恐縮です。
当院からは、2演題、スネア切除した過誤腫と、BAEを行った気管支動脈蔓状血管腫の症例をそれぞれ提示しました。蔓状血管腫に関しては、治療戦略の方が重要視されますが、今回は、内視鏡所見に「少しだけこだわって」診断をした症例だったので、報告を行なった次第です。 今回は、ローテーターの2年目研修医の先生に発表してもらいました。残念ながら優秀演題賞は逃しましたが、1回目の学会発表にしては良く出来ていたと思います。
夏の内視鏡 地方会では、毎年、気管支鏡のハンズオンセミナーがありまして、
聖マリアンナ医科大学病院 呼吸器内科の木田博隆先生にお越し頂き、
EWS挿入のコツ(side grasping method)を講義してもらいました。
ポイントは、spigotの自由度を増やし、気管支の方向と一致させる、という点です。
今回の講演を聴いて、技術の向上には、経験値も必要ですし、勘やセンスも必要と感じますが、理屈に裏打ちされた手順をきっちりと身につける必要があると考えました。そのためには、どんな手技においても、なんとなく上手くいったり、なんとなく上手くいかなかったり、其々どうしてそうなったのかの理由を言語化し、自分の中にいかに落とし込めるかが大切な作業と思われます。
色々と頭を使いましたが、最後は、いい年して、しゃぶしゃぶとお寿司を食べ放題 笑
結構、本気モードでしたね。
そして、本日の主役、かつ、記念すべき未来の呼吸器内科医誕生の瞬間でした ↓