2015-05-16

第25回 呼吸器リハビリテーション症例検討会

ここ1週間は、ケアリハ学会の演題登録に泣いたり笑ったりの毎日ですが、5月15日は、例によって大阪の会、すなわち、天むすの会に参加してきました。

前半は症例提示。リモデリングが進んでしまった喘息患者へのリハビリ介入例。始めは、喘息にリハビリ?と思って聞いていましたが。確かに、安定期でもFEV1低値の高齢喘息患者さんは沢山おられますので、そういう意味では興味深かったです。しかし、入院中の急性期はともかくとして、慢性期の経過をもう少し知りたいところではありました…。

後半は畿央大学のPT田平先生の講義で、クリニカルリーズニングについてでした。
クリニカルリーズニングは、訳すと、臨床推論。PT、OTの領域でも講義の一環として取り上げられることが多いようです。

今回は、結核後遺症のⅡ型呼吸不全の患者さんを例において、PTが受け持つ際に、身体所見、検査所見のどの部分に着目して病態把握を行い、介入していくのかという思考過程を紹介してくださいました。我々臨床家も、日常的にやっていることですが、意外と目の前で起こった現象を一つ一つ言語化しようとすると曖昧な部分が多いことに気づかされます。ともすると経験則に頼りがちとなってしまう日常臨床。自分の思考過程が客観的に正しいか判断し、軌道修正するためにも、皆とのディスカッションは必要ですよね。医療はチームで行うものですから。

ということで、会に参加した証拠写真を撮り忘れたので、終了後の世話人会の風景を遠景から↓  手前には551の豚まんの袋…。


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