2015-06-13

第14回 西濃COPDフォーラム

西濃地区は、喘息で有名のようですが、COPDについても頑張って取り組んでいます。

6月11日に行われたCOPDフォーラムで、そんな我々の取り組みの一部を紹介させていただきました。この地域でのCOPD特定検診の成果について。そして、COPD増悪で入院した患者さんへの呼吸リハビリの具体的な介入方法について報告しました。





後半は、亀田総合病院 呼吸器内科 金子教宏先生をお迎えして、COPD治療についての最新の知見を交えたお話を聞くことが出来ました。膨大な自験例をまとめたデータをもとにお話いただきました。治療については、非常にクリアカットにまとめていただき、気腫優位のタイプ、好酸球性の気道炎症を伴うタイプ、好酸球でない気道炎症のタイプ、と3つに分けて治療指針を示してくださいました。また、講演の中では、COPD患者さんの「トータルマネージメント」という言葉が印象に残りました。「トータル」とは、文字の通りで、予防〜早期発見〜慢性期〜急性期〜終末期まで含めたマネージメントです。また、並存疾患にも目を向ける必要性がありそうです。一疾患としてではなく、1人の患者さんとして向き合うことで自然と生まれた概念だと思いました。
金子先生、非常に分かりやすいお話、ありがとうございました。

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