昨年に引き続き、当院からもRSTメンバーで参加してきました。嬉しいことにICUや呼吸器病棟の看護師さんも参加してくれてたみたいですね。
会場は満席。我々コアメンバーは後ろの方で待機。当初は、立ち見になるかも、という噂もあったので、なんとか席があったのはありがたかったです。
前半は、コメディカルの方々が、呼吸不全にどう向き合うかをテーマとして、パネルディスカッションが行われました。急性期の呼吸器不全を乗り切った後、在宅療養に移行する際、看護師がどう関わっていくか、LTOT患者さんをめぐる他施設の取り組みについて興味深く拝聴させて頂きました。上の写真は、当院の慢性呼吸器疾患認定看護師の斉藤さんの発表の様子です。
後半は急性期呼吸不全へのネーザルハイフロー(ハイフローセラピー)とNPPVのPro/Con Discussionでした。
まとめると↓
補助換気が必要ならもちろんNPPV。これは文句ないですよね。
酸素化の維持目的ならネーザルハイフローから試してみても良いかもしれない。呼吸仕事量を減らしてくれるのでよい適応と思われます。酸素化や呼吸数などの指標が改善しなければ、NPPVやIPPVに躊躇なく移行する。逆にいうと、(当たり前のことですが)ネーザルハイフロー装着後は、フィジカルアセスメントをしっかりしなければならないと。ネーザルハイフローで引っ張りすぎさえしなければ予後には影響ないと思われます。
注意点としては、ネーザルハイフローの温風が熱いからといってヒーターの温度を安易に下げてはいけない。これにより、分泌物が如実に減ってしまい問題となることも。
離床に際しては、どちらも配管が繋がっているので、どちらが有利というのはないが、ネーザルハイフローは患者さんの状態(開口しているかどうか、運動時の換気量変化)によって変化するので変動に注意が必要。 NPPVなら患者さんの変化に対応出来るので大丈夫。
以上、盛りだくさんでした。
ところで、会長の松本先生から、来年7月のシミュレーショントレーニングを大垣で!とお話しを頂きました。嬉しい話じゃないですか。やるとなると大変ですが、是非とも頑張って取り組んでいきたいですね。
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