10月18日、東京でびまん性肺疾患研究会が開催されました。当科からも症例呈示があり参加してきました。
東海、大阪、金沢に続いて、東京は初参加でした。
今回のテーマは、HRCTにて蜂巣肺を認めないが、VATSでUIP パターンを呈し、MDDでIPFと診断された症例の臨床像、画像所見の変化を追うというものでした。
最初、上甲先生によるCT読影の解説がありました。
小葉中心は小葉辺縁でもあるという点と、
小葉内のheterogeneityや既存構造(胸膜や肺静脈)のirregularity に着目してUIPを示唆する軽微な所見をとらえる。
よく講演会でおっしゃられていたことですが、再確認。
その後、25症例をエキスパートの先生方がレビュー&ディスカッションするという形式でしした。
当初、画像でpossible UIPであっても、必ずしも蜂巣肺を呈するわけではないこと、NSIPのような比較的均一な画像所見を呈する症例もあること、病理学的にfibroblastic fociがしっかり確認出来ても予後良好な症例があること、など、ワンポイントの画像や病理像だけでは予後予測が難しいことが伺い知れました。
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