今、じわじわと広まりつつある、肺エコー。
救急や集中治療を専門にしておられる先生方には、メジャーなのかもしれませんが、我々内科医にとっては、エコーはあくまで胸水をみるためのものであって、実質評価に使うなんてこと滅多になく、興味はありましたが、なかなか触れる機会ないままでした。
そんな中。
先日、京都で開催された呼吸療法医学会で、肺エコーを勉強してきました。
(参考:USabcd website → http://usabcd.org)
呼吸不全患者に対するアプローチについては、LichtensteinらがBLUE protocol(CHEST 2008;134:117-125)を提唱し、論文中に、心不全、COPD/喘息、肺血栓塞栓症、気胸、肺炎のエコー所見と、それぞれの感度、特異度、陽性的中率、陰性的中率が示されています。