お久しぶりです。個人的な休みやERS準備で忙しく1ヶ月以上ぶりの投稿になってしまいました。そしてその、ERS(欧州呼吸器学会)に参加するため9月初旬よりロンドンに行っておりレポートさせて頂きます。
ちなみに当院では、ここ3年、毎年、誰か一人ずつは参加してます。
(私は2014年ミュンヘン開催の際と、2回目です)
ERSは、事前申し込み制のセミナー(有料)が多いので、参加申し込み時に、興味があるセミナーには同時に申し込んでおくのがよいでしょう(2年前の教訓より)。
⚫︎9月2日 移動日
12時間のフライトの末、16時頃にヒースロー空港に到着しました。
入国審査に時間がかかりもうぐったりです。
ここから、Excel LondonのあるCustom Houseという駅まで地下鉄を乗り継いでさらに移動。
ただ、心配していた治安は、そこまで悪くないようです。
午前午後併せて20のコースがありますが、一番参加したかった「Asthma and COPD」はすでに予約が埋まっていたので、2番目に興味を引いた「How to improve the success of noninvasive ventulation」を選択していました。
NIV継続困難となる原因の37%がmask intorelanceであることを踏まえ、様々なinterface(マスク)のメリット、デメリットを紹介した上で、皮膚障害を防止するためのローテーション方法の提案や、死腔が大きくなり使いづらいとされていたヘルメット型のinterfaceの最近の良好な成績について(JAMA 2016)もレクチャーありました。