2016-09-10

ERS 2016 in London 初日

お久しぶりです。個人的な休みやERS準備で忙しく1ヶ月以上ぶりの投稿になってしまいました。そしてその、ERS(欧州呼吸器学会)に参加するため9月初旬よりロンドンに行っておりレポートさせて頂きます。
ちなみに当院では、ここ3年、毎年、誰か一人ずつは参加してます。
(私は2014年ミュンヘン開催の際と、2回目です)

ERSは、事前申し込み制のセミナー(有料)が多いので、参加申し込み時に、興味があるセミナーには同時に申し込んでおくのがよいでしょう(2年前の教訓より)。

⚫︎9月2日 移動日

12時間のフライトの末、16時頃にヒースロー空港に到着しました。
入国審査に時間がかかりもうぐったりです。 
ここから、Excel LondonのあるCustom Houseという駅まで地下鉄を乗り継いでさらに移動。 
ただ、心配していた治安は、そこまで悪くないようです。

⚫︎9月3日 学会初日



9:30-13:00 Postgraduate Courseと呼ばれるコースを受けました。

午前午後併せて20のコースがありますが、一番参加したかった「Asthma and COPD」はすでに予約が埋まっていたので、2番目に興味を引いた「How to improve the success of noninvasive ventulation」を選択していました。

NIV継続困難となる原因の37%がmask intorelanceであることを踏まえ、様々なinterface(マスク)のメリット、デメリットを紹介した上で、皮膚障害を防止するためのローテーション方法の提案や、死腔が大きくなり使いづらいとされていたヘルメット型のinterfaceの最近の良好な成績について(JAMA 2016)もレクチャーありました。
より快適にNIV管理を行うためのsedationとして、小規模スタディーですがレミフェンタニルやプロポフォールを使用した方法も紹介がありました。(ただしいわゆるICU settingであり、一般病棟での使用はオススメされておりませんでした) 

他には、BALを安全に行うために、P/F<300の患者ではNIV下での気管支鏡を行うのが望ましいこと、NHF使用下の気管支鏡も報告されているが、酸素化では劣ること。

IPPVでは使用が広がりつつあるNAVAですが、NIV時のトリガー不良が問題になる中、NIV時にもNAVAの併用することで同調性が高めることが出来るようです。COPD増悪のようにauto PEEPが問題になるシチュエーションやリークがどうしても減らせない症例にはよい適応かもしれません。  
(MAQUETのServo-iでNIV-NAVAが使用出来るようです)

ところで、このコースには、6つのグループに分かれてテーマを与えられディスカッションの時間が30分×2回ありました。US、スイス、ブラジル、ルーマニア、香港など多国籍のグループでしたが、正直、自己紹介以外は殆ど発言できず、かなりへこみました。しかしながら、休憩時間に、隣の席に座った人が、人工呼吸器のエンジニア?をしているらしく、日本に何度も行ったことがあるよ!と言って、こんな私にもフレンドリーに話しかけてくれ、かなり救われました。また他国で、肺炎の評価のためにエコーを活用しているなど、面白い情報も得られました。

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