2014-11-10

横浜チェストカンファランスで講演させていただきました

11月5日に、神奈川県循環器呼吸器病センターで開催された第12回横浜チェストカンファランスでお話しさせて頂きました。当初は後半の講演のみだったのですが、前半の一般演題が取り止めとなり、1時間半を一人で担当させて頂くことと成りました。



前半は指定されていた演題名「呼吸器疾患の診断と治療のピットフォール」を行いました。私がこれまで経験してきて印象に残ったケースで、後輩達に伝えていきたいものを10症例提示しました。このスタイルは主催者の小倉先生がよく講演されるものからヒントを得ています。喘息、悪性腫瘍、感染症、呼吸不全などから、自分を育ててくれた思い入れのある、そして勉強に成るケースを神奈川循呼センターに勉強に来ている若手Dr.に向けて伝えました。

後半は「びまん性肺疾患〜私の見方」というタイトルで、びまん肺についての私見をお話しさせて頂きました。日本のびまん肺の中心とも言える施設ですから、教科書やガイドラインにあるような話を避け、UCTD/Lung dominant CTD/Autoimmune-futured ILDについて以前に自分で同様の検討をしながらお蔵入りになったデータを含めた私見、ステロイド+免疫抑制剤治療について副作用面からの話、筋炎関連間質性肺炎の話、そしてびまん肺の概念の話などをしてきました。非常にまとまりのない内容でしたが、あえてブレインストーミング的に雑多な考えを提示しました。

これからの若手医師に、少しでも何かを伝えることができていれば、こんな嬉しいことはありません。

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