2014-09-01

大阪びまん性肺疾患研究会に参加してきました

8月30日に開催された、第139回びまん性肺疾患研究会に参加してきました。今回はRoyal Brompton Hospitalの世界的放射線科医Hansell先生の特別講演もありました。




Hansell先生の御講演は(英語が得意で無い私には半分も理解できていないと思いますが)、びまん性肺疾患はそれぞれ完全に独立したものでは無く、それぞれに移行したり(注:このあたり、本当にその様な表現をされていたか自信がありません)、合併したりするとおっしゃってました。この考えは膠原病に通じるものがあると思います。

そして、その後の検討症例3例は、まさしくその考えを支持するような、複雑な症例でした。この通称「大阪びまん研」は、臨床、画像、病理のエキスパートがたくさん集まって議論する、とても魅力的な会です。その議論について行くのはなかなか難しいですが、エキスパートの思考過程を知ることは大変興味深く、そしてその思考が別のエキスパートによって覆されていくエキサイティングな展開は、この会ならではだと思っています。

今回は中堅の先生と一緒に参加しましたが、難解とされるびまんの真髄を味わえたことでしょう。

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