今年に入ってインフルエンザ大流行のおかげで、仕事が1.5倍増し(2倍増し?)に忙しくなり、しばらく更新出来ずにおりました。すみません。
ところで、今回は呼吸器内科とは離れて、家庭医療についてです。
ちなみに家庭医って何?ってとこですが、
簡単に言えば、かかりつけ医。内科だけではなく膝の痛みや腰痛といった整形外科疾患、小児科や産婦人科も診れる総合診療医。さらには、予防医学から、心療内科、あるいは、家族や地域の問題まで幅広くケア出来る医師のことです。
で、今回、2月20-21日に若手医師のための家庭医療学冬期セミナーが開催されるということで、ラインナップを見てみると、興味を惹かれる内容でしたので(下記 )、足を運んで見ることにしました。
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セミナーの会場は、憧れの東大キャンパス |
テーマ(プログラムより抜粋):
・もし若手の家庭医が初めて学校医を依頼されたら
・訪問リハ(その価値に気づいてますか?)
・若手医師で20年後の医療を考える〜保健医療2035〜
・ベッドサイド5分間ティーチング実践ワークショップ
・ソーシャルマーケティングの手法を活用した検診受診率向上
〜研究の知見と自治体の事例より〜
・リハビリテーション科医とプライマリケア医によるリハ入門
・できていますか?総合診療医/家庭医らしいend of life care
・マルチプロブレム患者へのアプローチ
〜multimorbidityに強い家庭医になる〜
・ 診断エラーに立ち向かおう!
・かぜの漢方をちゃんと選べるようになろう ...etc
やはり、呼吸器内科の勉強会とは一味違う感じですね。
個人的には、マーケティングの話が面白かったです。
trans theoretical model, segmentation, opt-in opt-outの話など、医療現場でも役に立つ話が聴けたのが良かったです。日常臨床において患者さんに行動変容をどう起こすか? という難しい課題のヒントになりそうです。
終了後はちゃっかり、東大の学食でボリュームたっぷりのご飯を食べて岐路につきました。