今年も残すところあと3日となりました。
先週の大阪びまん研の余韻をまだ引きずっていますが。せっかくなので、今回は、呼吸器内科医なら、思わずにやっとしてしまうトリビア的な話題を一つ。
2011年 ERS本会議前に、IIPs分類改訂のための国際委員会が開催されたのですが、その時、委員会メンバーで乾杯したのが、Honeycomb Plum Wine。
2014-12-28
2014-12-24
2014-12-21
Global Case Conference in 関西
今回は、呼吸器内科を離れて、ちょっと、総合内科の紹介です。
総合内科=General Internal Medicine で、通称GIMと呼ばれてます。
有名研修病院と言われる病院は、GIMがあり、教育体制が整っていることが多いですね。
当院は、残念ながらGIMはないのですが、General Mindを持った医師はちゃんといます…よね?…おそらく呼吸器内科医は、対象とする疾患が感染症、膠原病、悪性腫瘍、など多岐に渡るため、割と、Generalに近い仕事をしているのではないかと信じています。
前任地にはGIMがあり、そこでお世話になったJoel Branch先生が参加されるという噂を聞きつけ、12月14日に、大阪市立大学医学部で行われたGlobal Case Conferenceという勉強会に参加してきました。
http://jamep.or.jp/「global-case-conference-in-関西」開催のお知らせ-3/
総合内科=General Internal Medicine で、通称GIMと呼ばれてます。
有名研修病院と言われる病院は、GIMがあり、教育体制が整っていることが多いですね。
当院は、残念ながらGIMはないのですが、General Mindを持った医師はちゃんといます…よね?…おそらく呼吸器内科医は、対象とする疾患が感染症、膠原病、悪性腫瘍、など多岐に渡るため、割と、Generalに近い仕事をしているのではないかと信じています。
前任地にはGIMがあり、そこでお世話になったJoel Branch先生が参加されるという噂を聞きつけ、12月14日に、大阪市立大学医学部で行われたGlobal Case Conferenceという勉強会に参加してきました。
http://jamep.or.jp/「global-case-conference-in-関西」開催のお知らせ-3/
2014-12-14
第10回 東海RST協力会セミナー
12月13日、名古屋にて東海RST協力会セミナーが開催され、当院からは、呼吸器内科 医師2名、PT 1名、ME 1名が参加しました。この会自体は、5年前に出来て数えること10回目の開催のようです。当院のRSTは発足して1年にも満たないので、これから、頑張って追いつかねばなりません。
呼吸器忘年会
もう1週間前になりましたが、呼吸器忘年会が開かれました。
今年はなんと78名も参加していただき、盛大な会となりました。
ビンゴ大会もおおいに盛り上がり、皆さんに豪華景品をゲットしてもらいました。
そして、2次会、3次会と遅くまでお疲れ様でした。
忘年会らしく、いろいろ忘れてしまった人もいましたが、とにかく楽しい会にできてよかったです。
今年は残すところあと2週間ほどとなりましたが、来年も呼吸器内科、そして大垣市民病院が発展していくように頑張っていきましょう。
今年はなんと78名も参加していただき、盛大な会となりました。
ビンゴ大会もおおいに盛り上がり、皆さんに豪華景品をゲットしてもらいました。
注)当選者のプライバシー保護のため、一部写真を加工しています
そして、2次会、3次会と遅くまでお疲れ様でした。
忘年会らしく、いろいろ忘れてしまった人もいましたが、とにかく楽しい会にできてよかったです。
今年は残すところあと2週間ほどとなりましたが、来年も呼吸器内科、そして大垣市民病院が発展していくように頑張っていきましょう。
EWSを施行しました
難治性気胸に対する治療としてEWS(Endbronchial Watanabe Spigot)が普及してきました。当院では外科的治療を行うケースが多いのですが、最近はEWSを行うこともちらほら出てきました。先日は東名古屋病院の足立先生をお招きして行いました。
2014-12-12
中日新聞に掲載されました
有病率8.6%(NICE study)
死因の第9位(厚生省2013年)
...と言われているCOPD。まだまだ疾患の認知度が低いのが問題点でありました。
そこで、COPD早期診断・早期治療を目的として、当地域で行われたCOPD健診について、
12月9日付の中日新聞に取り上げられましたので、紹介させていただきます↓
死因の第9位(厚生省2013年)
...と言われているCOPD。まだまだ疾患の認知度が低いのが問題点でありました。
そこで、COPD早期診断・早期治療を目的として、当地域で行われたCOPD健診について、
12月9日付の中日新聞に取り上げられましたので、紹介させていただきます↓
2014-12-03
2014-11-30
2014-11-18
肺癌学会に行ってきました
またまた「学会に行ってきました」シリーズです。
ここのところ、毎週のように、学会やら勉強会やらで関西方面に行っております。
まだこのブログにアップしてない勉強会もあるのですが、それは後日報告とします。
ちなみに、この傾向は来月まで続きそうで週末は、ほとんどないも同然です…
ということで、Alliance for lung cancer -肺がん克服への新たなステップ- とテーマとした第55回肺癌学会が、11月14-16日まで京都で開催されました。私は、初日にポスター発表があったので、ありがたいことに、3日間ともフル出場させてもらえました。
今年の学会では「免疫療法」が大きく取り上げられるようになり、時代の変化を感じました。興味を持ったので学会メモをまとめがてら、勉強したことを紹介します。
ここのところ、毎週のように、学会やら勉強会やらで関西方面に行っております。
まだこのブログにアップしてない勉強会もあるのですが、それは後日報告とします。
ちなみに、この傾向は来月まで続きそうで週末は、ほとんどないも同然です…
ということで、Alliance for lung cancer -肺がん克服への新たなステップ- とテーマとした第55回肺癌学会が、11月14-16日まで京都で開催されました。私は、初日にポスター発表があったので、ありがたいことに、3日間ともフル出場させてもらえました。
今年の学会では「免疫療法」が大きく取り上げられるようになり、時代の変化を感じました。興味を持ったので学会メモをまとめがてら、勉強したことを紹介します。
2014-11-10
横浜チェストカンファランスで講演させていただきました
11月5日に、神奈川県循環器呼吸器病センターで開催された第12回横浜チェストカンファランスでお話しさせて頂きました。当初は後半の講演のみだったのですが、前半の一般演題が取り止めとなり、1時間半を一人で担当させて頂くことと成りました。
2014-11-02
肺音聴診セミナー・肺音研究会
ケアリハに引き続いて、肺音研究会の参加報告です。
肺音研究会との出逢いは、かれこれ2年前。長坂行雄先生(現 洛和会音羽病院呼吸器センター所長)の講演を名古屋で聴いた時に初めて知りました。
参加したいと思いつつも月日は流れ、つい1ヶ月ほど前、院内の聴診セミナーを開催することになり、いろいろネットで調べていたところ、なんと10月26日に肺音研究会が開催予定になっているではありませんか!
しかも奈良!ケアリハの翌日に同じ奈良で。なんという偶然!これは参加しないわけにはいかない!ということで若干興奮気味で、マウスをカチカチしながら早速参加を決めました。(よく考えるとケアリハに合わせて皆が参加しやすいように開催日と場所を設定したんですね…。)
ということで、近鉄奈良駅から、歩くこと20分。すがすがしい秋晴れの中、奈良公園で鹿と戯れた後、会場に到着。
肺音研究会との出逢いは、かれこれ2年前。長坂行雄先生(現 洛和会音羽病院呼吸器センター所長)の講演を名古屋で聴いた時に初めて知りました。
参加したいと思いつつも月日は流れ、つい1ヶ月ほど前、院内の聴診セミナーを開催することになり、いろいろネットで調べていたところ、なんと10月26日に肺音研究会が開催予定になっているではありませんか!
しかも奈良!ケアリハの翌日に同じ奈良で。なんという偶然!これは参加しないわけにはいかない!ということで若干興奮気味で、マウスをカチカチしながら早速参加を決めました。(よく考えるとケアリハに合わせて皆が参加しやすいように開催日と場所を設定したんですね…。)
ということで、近鉄奈良駅から、歩くこと20分。すがすがしい秋晴れの中、奈良公園で鹿と戯れた後、会場に到着。
2014-11-01
呼吸ケア・リハビリテーション学会に行ってきました
報告が遅れましたが、先週、奈良で開催された日本呼吸ケア・リハビリテーション学会(通称ケアリハ)に行ってきました。ケアリハは、ドクターだけでなく、看護師やリハビリ、MEも多数参加する学会で、いつものドクター中心の学会とはまた一味違う雰囲気なのです。RSTの活動が各地で活発に行われるようになったり、リハビリそのものへ注目度が近年高まっていることもあり、毎年ケアリハに参加されている先生によると、「年々活気づいてるねー」ということでした。
10月24日は、当院屈指の呼吸リハビリチームからの発表がいくつもあり、特に「急性期呼吸リハ」のセッションには立ち見が出るほど大盛況だったようです。
10月25日には、急性期呼吸器病棟で行われる集団リハについて3年目の看護師さんが発表してくれました。はじめての学会発表ということでしたが、そつなくこなしてくれました。
2014-10-19
東京びまん性肺疾患研究会
10月18日、東京でびまん性肺疾患研究会が開催されました。当科からも症例呈示があり参加してきました。
東海、大阪、金沢に続いて、東京は初参加でした。
今回のテーマは、HRCTにて蜂巣肺を認めないが、VATSでUIP パターンを呈し、MDDでIPFと診断された症例の臨床像、画像所見の変化を追うというものでした。
東海、大阪、金沢に続いて、東京は初参加でした。
今回のテーマは、HRCTにて蜂巣肺を認めないが、VATSでUIP パターンを呈し、MDDでIPFと診断された症例の臨床像、画像所見の変化を追うというものでした。
2014-10-17
2014-10-12
岐阜呼吸器疾患研究会
2014年10月11日、岐阜呼吸器疾患研究会に参加してきました。
rare caseやcommon diseaseの非典型例を集めた症例検討形式の勉強会で、私自身は2年ぶり2度目の参加となりました。 今回は教育的な症例が多かったように思います。
日本集中治療医学会雑誌に症例報告が掲載されました
日本集中治療医学会雑誌に、重症インフルエンザ肺炎に対してECMOを施行した症例報告が掲載されました。当時自分達にできる最大限の治療を行ったケースです。
日集中医誌 2014;21:511-515
興味のある方は、是非読んでみて下さい。
日集中医誌 2014;21:511-515
興味のある方は、是非読んでみて下さい。
2014-10-09
2014-10-06
女子会
当院では研修病院の中では、女性医師が少ない方なのですが、
今年は、1年目研修医17人中、5人が女性という珍しい学年でありました。
しかし、2年目全体では2人、内科系ですと、2人...。
当直や待機などがあり、全員そろって女子会をするのは難しいものの、
時々、unofficialに開催されます。
今回は、週末に1年目の内科系志望の先生を誘って食事会。
禁煙外来を担当してくださっている古川先生もお招きしました。
たまには、こういうお洒落なお店でイタリアンもいいですね。
今年は、1年目研修医17人中、5人が女性という珍しい学年でありました。
しかし、2年目全体では2人、内科系ですと、2人...。
当直や待機などがあり、全員そろって女子会をするのは難しいものの、
時々、unofficialに開催されます。
今回は、週末に1年目の内科系志望の先生を誘って食事会。
禁煙外来を担当してくださっている古川先生もお招きしました。
たまには、こういうお洒落なお店でイタリアンもいいですね。
2014-09-22
バーベキュー大会
秋晴れの中、垂井町の相川河川敷で、呼吸器内科バーベキュー大会を行いました。
なんと52名も参加して頂き、盛大な会になりました。
おいしい飛騨牛や塩焼きそばを食べながら、元気いっぱいの子供たちと遊び、とても楽しかったです。
次は桜の季節に行いたいですね。
2014-09-21
第78回 東海びまん性肺疾患研究会
9月20日、通称「東海びまん研」に参加してきました。
せっかく名古屋に行くなら、ということで、東京から参加される先生と、
蓬莱軒で「ひつまぶし」を食してから、参戦。
今回のびまん研では、
・上葉PPFE+下葉にUIPやNSIPなどの他のIIPsが合併した時にどう考えるか
・抗ARS抗体症候群だが、慢性に経過し画像も組織所見上もUIPパターンを呈する症例がある
ことなどが話題として挙がっていました。
せっかく名古屋に行くなら、ということで、東京から参加される先生と、
蓬莱軒で「ひつまぶし」を食してから、参戦。
今回のびまん研では、
・上葉PPFE+下葉にUIPやNSIPなどの他のIIPsが合併した時にどう考えるか
・抗ARS抗体症候群だが、慢性に経過し画像も組織所見上もUIPパターンを呈する症例がある
ことなどが話題として挙がっていました。
2014-09-13
ERS 2014 in Munich その3
9月9日、学会4日目。
朝一で、ネーザルハイフローのモーニングセミナーに参加。
ネーザルハイフローに関しては、まだエビデンスは少なく、これからRCTが待たれるところです。
どちらかというと小児領域での使用の話題が中心でした。
昼からは、respiratory symptoms in primary care populationsのセッションにて、
『Emergency department visits by adult asthma patients have been decreasing over the past two decades』と題して、ポスター発表を行いました。
朝一で、ネーザルハイフローのモーニングセミナーに参加。
ネーザルハイフローに関しては、まだエビデンスは少なく、これからRCTが待たれるところです。
どちらかというと小児領域での使用の話題が中心でした。
昼からは、respiratory symptoms in primary care populationsのセッションにて、
『Emergency department visits by adult asthma patients have been decreasing over the past two decades』と題して、ポスター発表を行いました。
2014-09-11
ERS 2014 in Munich その2の2
9月7日、学会2日目です。
9:00 地下鉄の駅から会場まではこんな感じ。
朝早い時間帯ですが、多くの人が会場向かってます。
9:00 地下鉄の駅から会場まではこんな感じ。
朝早い時間帯ですが、多くの人が会場向かってます。
Thematic poster sessionの会場に入ったとこです。
広い…。
9:30 さっそくポスター貼り終えました。国際学会は横長なんですね。
2014-09-10
2014-09-07
ERS 2014 in Munich
ERSに参加するため、ドイツ ミュンヘンにやってきました!
フランクフルトまでの12時間のフライトに続き、ミュンヘンまでの4時間の鉄道での移動はちょっと体にこたえましたが...
心配していた天気も思いの外良く、日中は街中を歩くと汗ばむ陽気でした。
フランクフルトまでの12時間のフライトに続き、ミュンヘンまでの4時間の鉄道での移動はちょっと体にこたえましたが...
心配していた天気も思いの外良く、日中は街中を歩くと汗ばむ陽気でした。
2014-09-01
2014-08-10
岐阜ALK肺癌セミナー2014
先日、8月6日に、岐阜の都ホテルにて、ALK肺癌セミナーが開催されました。
ALK肺癌については、昨年登場したCrizotinibがPROFILE 1014試験の結果を受け1st lineの位置づけを確立したことや、Alectinibの登場で、再び話題となっております。
当院では、昨年の5月よりALK遺伝子をFISH法で測定しておりますが、今のところ6例(4.6%)がALK陽性と判明しております。そのうち2例が腺癌ではなく、扁平上皮癌でした。
というわけで、当院からは、ALK陽性の扁平上皮癌にCrizotinibを使用し奏功した症例について一例報告を行いました。他の報告でもALK陽性となった扁平上皮癌は1.3%とされており、比較的まれなようです。
さらに、九州がんセンター 呼吸器腫瘍科の瀬戸貴司先生に特別講演として「ALK肺癌の治療戦略」としてお話しいただきました。今回、気になったことは、ALK阻害薬に対する耐性化の話題でした。
ALK肺癌の、ALK阻害剤に対する耐性化の機序は
①ALK遺伝子自体の耐性化(ゲートキーパー変異、遺伝子増幅)
②その他の遺伝子変異(側副経路の活性化;EGFRやKRAS) が知られています。
①であれば、マルチキナーゼ阻害剤のCrizotinibよりも、選択的ALK阻害剤のAlectinibやCeritinibが有効です。
②であれば、たとえば、EGFRシグナル活性化が生じたならば、EGFR-TKIが有効かもしれません。また、EGFR以外の遺伝子検索を行うことで治療の選択肢が増える可能性があります。
選択的ALK阻害薬は、ALK遺伝子自体の耐性化には強いため、Crizotinib failure後の切り替えも有効とされています。しかし、②による耐性機序を生じやすい可能性も指摘されています。また、機序はよくわかっていませんが、逆に、AlectinibやCeritinibのfailure後にCrizotinibに変更したところCrizotinibが有効であった症例もあるようです。
ALK肺癌への薬剤の選択については、今後も議論されることと思います。肺癌の治療において、分子標的薬の治療の幅がどんどん広がりをみせており、今後も目が離せません。
ALK肺癌については、昨年登場したCrizotinibがPROFILE 1014試験の結果を受け1st lineの位置づけを確立したことや、Alectinibの登場で、再び話題となっております。
当院では、昨年の5月よりALK遺伝子をFISH法で測定しておりますが、今のところ6例(4.6%)がALK陽性と判明しております。そのうち2例が腺癌ではなく、扁平上皮癌でした。
というわけで、当院からは、ALK陽性の扁平上皮癌にCrizotinibを使用し奏功した症例について一例報告を行いました。他の報告でもALK陽性となった扁平上皮癌は1.3%とされており、比較的まれなようです。
さらに、九州がんセンター 呼吸器腫瘍科の瀬戸貴司先生に特別講演として「ALK肺癌の治療戦略」としてお話しいただきました。今回、気になったことは、ALK阻害薬に対する耐性化の話題でした。
ALK肺癌の、ALK阻害剤に対する耐性化の機序は
①ALK遺伝子自体の耐性化(ゲートキーパー変異、遺伝子増幅)
②その他の遺伝子変異(側副経路の活性化;EGFRやKRAS) が知られています。
①であれば、マルチキナーゼ阻害剤のCrizotinibよりも、選択的ALK阻害剤のAlectinibやCeritinibが有効です。
②であれば、たとえば、EGFRシグナル活性化が生じたならば、EGFR-TKIが有効かもしれません。また、EGFR以外の遺伝子検索を行うことで治療の選択肢が増える可能性があります。
選択的ALK阻害薬は、ALK遺伝子自体の耐性化には強いため、Crizotinib failure後の切り替えも有効とされています。しかし、②による耐性機序を生じやすい可能性も指摘されています。また、機序はよくわかっていませんが、逆に、AlectinibやCeritinibのfailure後にCrizotinibに変更したところCrizotinibが有効であった症例もあるようです。
ALK肺癌への薬剤の選択については、今後も議論されることと思います。肺癌の治療において、分子標的薬の治療の幅がどんどん広がりをみせており、今後も目が離せません。
2014-08-04
西濃喘息研究会
報告が遅れましたが、先日(7月30日)、西濃喘息研究会が大垣市内で開催されました。
前半は、古井医院 古井秀彦先生による、
「岐阜県における学校・保健所のアナフィラキシー対策」 について、活動報告がありました。
アナフィラキシー治療における、エピペンの迅速な使用の必要性については医療従事者の皆さんの良く知るところと思いますが、それでも、まだ一般の方の認知度はそれほど高くありません。特に、給食時の食物アレルギーの対応含め学校関係者の方には知っておいて欲しいということで、講習会を通じての啓蒙活動を行い、アナフィラキシー発症時に迅速な対応が出来た事例の報告もしていただけました。
後半は、静岡県立総合病院 呼吸器内科部長 白井敏博先生をお招きして、
「喘息診療における呼気NO測定の意義」 についての講演がありました。
好酸球性気道炎症のマーカーとしてのNO測定が保険収載となり、簡便な測定機器が登場したこともあり、NO測定は普及してきております。
そこで、喘息診断時のNO値の解釈や注意点および、外来フォローにおける、NOモニタリングの位置づけについてなど、示唆に富むお話しを伺うことが出来ました。また、多数の自験例のデータをもとに診療での活用の仕方を提示していただけたのも印象的でした。モニタリングとしての使用、重症喘息や、咳喘息での測定意義などまだまだデータが不足している部分もありますが、NOが今後の喘息診療の一助となることは間違いなさそうです。
前半は、古井医院 古井秀彦先生による、
「岐阜県における学校・保健所のアナフィラキシー対策」 について、活動報告がありました。
アナフィラキシー治療における、エピペンの迅速な使用の必要性については医療従事者の皆さんの良く知るところと思いますが、それでも、まだ一般の方の認知度はそれほど高くありません。特に、給食時の食物アレルギーの対応含め学校関係者の方には知っておいて欲しいということで、講習会を通じての啓蒙活動を行い、アナフィラキシー発症時に迅速な対応が出来た事例の報告もしていただけました。
後半は、静岡県立総合病院 呼吸器内科部長 白井敏博先生をお招きして、
「喘息診療における呼気NO測定の意義」 についての講演がありました。
好酸球性気道炎症のマーカーとしてのNO測定が保険収載となり、簡便な測定機器が登場したこともあり、NO測定は普及してきております。
そこで、喘息診断時のNO値の解釈や注意点および、外来フォローにおける、NOモニタリングの位置づけについてなど、示唆に富むお話しを伺うことが出来ました。また、多数の自験例のデータをもとに診療での活用の仕方を提示していただけたのも印象的でした。モニタリングとしての使用、重症喘息や、咳喘息での測定意義などまだまだデータが不足している部分もありますが、NOが今後の喘息診療の一助となることは間違いなさそうです。
2014-08-02
病院見学
夏休みシーズン突入ですね。
そこでさっそく、名古屋大学医学部の5年生の学生さんが、呼吸器内科に見学に来てくれました!
市中病院ならではの多彩な疾患に触れてもらい、
緊急の気管支鏡検査や救急症例など盛り沢山で大変な一日でしたが、
有意義で、かつ、大学病院でのポリクリとはまた一味違う実習になったのではないでしょうか。
呼吸器内科では、初期研修および後期研修希望者の見学を随時受け付けております。
詳しくは、大垣市民病院のホームページ、「医療関係者の方へ」の「採用情報」
http://www.ogaki-mh.jp/medical/
から、問い合わせ可能となっておりますので、お気軽にご連絡ください。
そこでさっそく、名古屋大学医学部の5年生の学生さんが、呼吸器内科に見学に来てくれました!
市中病院ならではの多彩な疾患に触れてもらい、
緊急の気管支鏡検査や救急症例など盛り沢山で大変な一日でしたが、
有意義で、かつ、大学病院でのポリクリとはまた一味違う実習になったのではないでしょうか。
詳しくは、大垣市民病院のホームページ、「医療関係者の方へ」の「採用情報」
http://www.ogaki-mh.jp/medical/
から、問い合わせ可能となっておりますので、お気軽にご連絡ください。
2014-07-26
RSTミーティング
先日、当院RST(呼吸サポートチーム)について、このブログでも紹介していましたが、
今日は、RST発足後、初となるミーティング、いや、懇親会が開催されました!
場所は、病院前のいつもお世話になっている居酒屋さんです。
最初は、部長 安藤先生による、呼吸リハとは・・・に始まる真面目な雰囲気でしたが、だんだんお酒が入るにつれ・・・。
いやー、盛り上がりましたね。幹事のPT戸部先生、お疲れさまでした。
今日は、RST発足後、初となるミーティング、いや、懇親会が開催されました!
場所は、病院前のいつもお世話になっている居酒屋さんです。
最初は、部長 安藤先生による、呼吸リハとは・・・に始まる真面目な雰囲気でしたが、だんだんお酒が入るにつれ・・・。
いやー、盛り上がりましたね。幹事のPT戸部先生、お疲れさまでした。
2014-07-20
講演会がありますよ!
8月7日夜に、国際医療センター・リハビリテーション科の藤谷順子先生をお招きして、嚥下リハビリの講演会があります。その前座で、少しだけ誤嚥性肺炎の話をさせて貰うことになりました。
事前参加申し込みは既に100名を超えたよう。これから気合いを入れて、スライドを作ります!
事前参加申し込みは既に100名を超えたよう。これから気合いを入れて、スライドを作ります!
2014-07-18
スクラブ派
最近はドラマの影響もあって、おしゃれにスクラブを着こなす若手が増えました。
さらにその影響を受けて中堅どころの先生方もスクラブを着るようになってきましたね。
当科でもスクラブ派がじわりと増えてきました。
RST(呼吸サポートチーム)
当院では急性期の呼吸リハビリに力を入れており、以前より、呼吸器内科の医師および理学療法士によるICU、救命救急病棟の患者さんを中心としたリハビリ回診、呼吸サポート、weaningサポートなどを行っていました。
さらにそれらを発展させるべく、有志を集い、RST(respiratory support team; 呼吸サポートチーム) が発足しました。他施設での運営状況を学んだり、勉強会に参加したりしながら、立ち上げに半年間ほど準備期間がかかりましたが、無事、今年の5月より公式に活動をスタートしました。
構成メンバーは、呼吸器内科医師、理学療法士だけでなく、看護師、医療工学技士、歯科衛生士なども加わり、週1回、一般病床の人工呼吸器装着された患者さんを対象にラウンドしております。
今後は呼吸管理における院内勉強会も開催予定です。
発足から2か月ですので、院内での認知度はまだまだ低いですが、地道に活動を行っていこうと思います。
さらにそれらを発展させるべく、有志を集い、RST(respiratory support team; 呼吸サポートチーム) が発足しました。他施設での運営状況を学んだり、勉強会に参加したりしながら、立ち上げに半年間ほど準備期間がかかりましたが、無事、今年の5月より公式に活動をスタートしました。
構成メンバーは、呼吸器内科医師、理学療法士だけでなく、看護師、医療工学技士、歯科衛生士なども加わり、週1回、一般病床の人工呼吸器装着された患者さんを対象にラウンドしております。
今後は呼吸管理における院内勉強会も開催予定です。
発足から2か月ですので、院内での認知度はまだまだ低いですが、地道に活動を行っていこうと思います。
↑ 昨日は、病棟看護師の勉強会におじゃまして、RSTを宣伝してきました。 |
岐阜呼吸器内科研究会
今日は岐阜呼吸器内科研究会にローテート中の研修医を連れて若手で行ってきました。
演題は村上記念病院放射線診断科の桐生先生による「胸部単純写真,再考+α」と東京医科大学内科学第一講座の瀬戸口先生による「COPD治療の新潮流」でした。
桐生先生の「胸部単純写真・・・」では見落としを防ぐための系統的な読影を教えて頂きました。例題10題はいずれも難問でしたが、研修医にはいい勉強になったと思います。ピットフォールになるところも教えて頂き、明日の外来でも注意して読影しようと気を引き締めました。本当に「たかが胸部単純写真、されど胸部単純写真」です。
瀬戸口先生の「COPD治療の・・・」ではとても基礎的なところから生理学的なところまで話をして頂き、研修医には少し難しそうでした。今後、LAMA/LABAの合剤がどんどん発売になり、活躍していくのでしょうが、重症肺炎のリスクを上げるとはいえ、喘息とのオーバーラップ症例が少なからずいるのでやはりICSを除いて考えることは難しいと個人的には思います。早く3剤の合剤が出てほしいなとも思いました。
今回は狩野が初めて担当しました。今後はおそらくイベントを中心に書いていくことになると思いますのでよろしくお願いします。
演題は村上記念病院放射線診断科の桐生先生による「胸部単純写真,再考+α」と東京医科大学内科学第一講座の瀬戸口先生による「COPD治療の新潮流」でした。
桐生先生の「胸部単純写真・・・」では見落としを防ぐための系統的な読影を教えて頂きました。例題10題はいずれも難問でしたが、研修医にはいい勉強になったと思います。ピットフォールになるところも教えて頂き、明日の外来でも注意して読影しようと気を引き締めました。本当に「たかが胸部単純写真、されど胸部単純写真」です。
瀬戸口先生の「COPD治療の・・・」ではとても基礎的なところから生理学的なところまで話をして頂き、研修医には少し難しそうでした。今後、LAMA/LABAの合剤がどんどん発売になり、活躍していくのでしょうが、重症肺炎のリスクを上げるとはいえ、喘息とのオーバーラップ症例が少なからずいるのでやはりICSを除いて考えることは難しいと個人的には思います。早く3剤の合剤が出てほしいなとも思いました。
今回は狩野が初めて担当しました。今後はおそらくイベントを中心に書いていくことになると思いますのでよろしくお願いします。
2014-07-13
NSCLCに対する分子標的薬 up date
2014年7月9日
吸入指導勉強会と同日に、岐阜で肺癌の研究会があったので私はそちらに参加してきました。
前半のテーマは「チーム医療」。看護師による患者教育についてと、病棟薬剤師の取り組みについてで、県内でも肺癌診療に力を入れている2つの病院から発表がありました。
後半は、九州大学 呼吸器科の岡本勇先生による、「NSCLCに対する分子標的薬のエビデンス」に関しての講演会でした。コメディカルの方も多かったせいか、臨床試験のデータを噛み砕き、わかりやすい言葉にしてお話してくださったので、非常に好評でした。
気になった話題を書き留めます。
吸入指導勉強会と同日に、岐阜で肺癌の研究会があったので私はそちらに参加してきました。
前半のテーマは「チーム医療」。看護師による患者教育についてと、病棟薬剤師の取り組みについてで、県内でも肺癌診療に力を入れている2つの病院から発表がありました。
後半は、九州大学 呼吸器科の岡本勇先生による、「NSCLCに対する分子標的薬のエビデンス」に関しての講演会でした。コメディカルの方も多かったせいか、臨床試験のデータを噛み砕き、わかりやすい言葉にしてお話してくださったので、非常に好評でした。
気になった話題を書き留めます。
2014-07-10
吸入指導勉強会を開催してきました
2014年7月9日
他の若手が研究会に行ってしまう中、大垣を離れて垂井町というところで吸入指導勉強会を開催してきました。この会はコメディカルを対象としていて、今回で8回目の開催で垂井町では初でした。30名を超える方々が参加してくれました。喘息やCOPDの吸入薬はどんどん新薬が発売されており、最近は合剤がはやりですので呼吸器内科医でもついていくのが大変です。吸入薬はその使用法が正しくなければ、効果が発揮できません。これからも地道に活動していきます。
他の若手が研究会に行ってしまう中、大垣を離れて垂井町というところで吸入指導勉強会を開催してきました。この会はコメディカルを対象としていて、今回で8回目の開催で垂井町では初でした。30名を超える方々が参加してくれました。喘息やCOPDの吸入薬はどんどん新薬が発売されており、最近は合剤がはやりですので呼吸器内科医でもついていくのが大変です。吸入薬はその使用法が正しくなければ、効果が発揮できません。これからも地道に活動していきます。
2014-07-05
ブログ始めました
こんにちは。
大垣市民病院 呼吸器内科の雰囲気や日々の活動内容をお伝えすることが出来たらなぁと思い、新しくブログを始めました!
学会活動や勉強会で学んだことを中心に、若手のドクターが中心となって、随時更新して行きたいと思います。
我々の成長とともに暖かく見守って下さい。
よろしくお願いします。
大垣市民病院 呼吸器内科の雰囲気や日々の活動内容をお伝えすることが出来たらなぁと思い、新しくブログを始めました!
学会活動や勉強会で学んだことを中心に、若手のドクターが中心となって、随時更新して行きたいと思います。
我々の成長とともに暖かく見守って下さい。
よろしくお願いします。
登録:
投稿 (Atom)